心の傷を癒すということ

ドラマ『心の傷を癒すということ』第1話〜最終回動画見逃し配信&再放送!ネタバレあらすじ

もくじ

ドラマ『心の傷を癒すということ』見逃し動画の配信状況

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ドラマ『心の傷を癒すということ』見逃し配信動画・再放送予定

放送日時

【NHK 総合】土曜日午後9時~9時49分
【NHK BS4K】土曜日午後9時から9時49分

再放送予定

【NHK 総合】翌週木曜日午前2時~2時50分(水曜深夜)
【NHK BS4K】翌週水曜日午前9時50分から10時39分

ドラマ『心の傷を癒すということ』は、民放提携の見逃し配信サービスTverなどの見逃し動画配信サイトで動画の配信はされていませんでした。

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ドラマ『心の傷を癒すということ』キャスト・相関図

  • 安和隆 役/ 柄本佑
  • 安終子 役/ 尾野真千子
  • 安哲圭 役/ 石橋凌
  • 朴美里 役/ キムラ緑子
  • 安智明 役/ 森山直太朗
  • 安壮介 役/ 上川周作
  • 湯浅浩二 役/ 濱田岳
  • 谷村英人 役/ 趙珉和
  • ママ 役/ 濱田マリ
  • 結城理恵 役/ 谷村美月
  • 校長先生 役/ 内場勝則
  • 梓 役/ 紺野まひる
  • 片岡心愛 役/ 清水くるみ
  • 北林史也 役/ 浅香航大
  • 新島聡子 役/ 平岩紙
  • 永野良夫 役/ 近藤正臣

ドラマ『心の傷を癒すということ』あらすじ

「傷つきにやさしい社会」の実現を願う精神科医・安克昌氏が懸命に生きた証を綴る
被災者の“心のケア”のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ(オリジナル)

阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医・安克昌(あん・かつまさ)氏。手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、心の痛みを共に感じ、寄り添い続けた日々。震災後の心のケアの実践に道筋をつけ、日本におけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となりました。在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去りながらも、険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」を描きます。
主人公の精神科医・安和隆を柄本佑さんが演じ、妻役に尾野真千子さん、親友役に濱田岳さん、兄役にはNHKドラマ初出演となる森山直太朗さんが決定しました。阪神・淡路大震災から25年を迎える2020年に、人の心に寄り添い、心の絆を繊細に描くヒューマンドラマをお届けします。

※安克昌氏の遺族関係者への取材から得た事実を元に、人の心の傷に寄り添い続けた精神科医の物語として大胆に再構成し、人物や団体名は改称した上で、フィクションとしてお届けします。また、安克昌氏が書いた同タイトルのルポ/エッセイ集とは内容を異にするオリジナルストーリーです。

【あらすじ】
ジャズピアノはプロ級の腕前、レコードと読書をこよなく愛する“はにかみ屋”の若手精神科医・安和隆(柄本佑)。自分の居場所を探し続ける青年時代を送ってきたが、明るい妻・終子(尾野真千子)と出会い、同じ在日としての悩みを共にできたことでようやく心穏やかな日々を送る。第一子が誕生した直後、阪神・淡路大震災が起きる。精神科医としてできることは何か・・・模索の日々が始まる。和隆は被災者に寄り添い話を聞き続ける中で、精神科医にできることは、被災者を治療することではなく、治癒力を回復させる手助けをすることだと気づいていく。その後、精神科医として見た被災地の様子を一冊の本にまとめ、学芸賞を受賞。明るい兆しが見えはじめた、39歳のある日、がんが発覚する。

【主人公・安和隆役 柄本佑さんコメント】
現在、桑原亮子さんのホンが3話まで手元にあります。桑原さんの描かれる登場人物は皆、文字という2次元の世界で3次元的に苦しんだり、悲しんだり、喜んだり、生き生きと躍動しています。そんな脚本に出会えた事に興奮しています。10月より安達もじり監督たちと共に安克昌さんを探す旅がいよいよ始まります。愚直にまっすぐ、安さんの人生を生きていこうと思います。頑張ります。

引用:『心の傷を癒すということ』公式HPより

ドラマ『心の傷を癒すということ』第1話〜最新話ネタバレあらすじ

ドラマ『心の傷を癒すということ』第1話「神戸、青春の街」あらすじ1月18日放送

ジャズピアノと読書を愛する安和隆(柄本佑)は、幼い時に両親が韓国生まれと知って以来、自分が何者なのか模索していた。やがて親友の湯浅(濱田岳)と同じ大学の医学部に進み青春をおう歌。映画をきっかけに出会った終子(尾野真千子)と恋に落ちる。大学では精神科医の永野教授(近藤正臣)の影響で精神科の道を志すものの、父・哲圭(石橋凌)からは猛反対を受け……。そんな和隆が暮らす神戸の街を、1995年1月、大地震が襲う。
引用:『心の傷を癒すということ』公式HPより

ドラマ『心の傷を癒すということ』第1話ネタバレあらすじ

出自に対する戸惑い

1970年大阪万博の年。

主人公和隆は10歳。上に兄と弟がいる男ばかりの3兄弟。

父哲圭(石橋凌)が帰宅するときは家族全員で玄関に整列は鉄の掟、という厳格な家庭で教育熱心な母(キムラ緑子)と、大阪で平凡に暮らしていました。

一見平凡と思われた家庭内ですが、兄弟には気になっているある引き出しがありました。

そこには「何かいわくありげなもの」がしまわれている、いつも兄弟が気になっていた引き出しでした。意を決してその引き出しを開けると…

そこにはなにやら手帳が入っていました。手帳には安田と安という二つの名前と韓国という文字が記されていました。

不思議に思った子供たちは、ある時母親(キムラ緑子)に「お母さん、僕ら韓国人なん?」と引き出しの中の手帳のことを訊ねます。

その質問を受け、母は意を決したように「あれは外国人登録証」であり、自分たちは実は日本人ではなく在日韓国人であると子供たちに告げます。

日本では韓国人だとわかると色眼鏡で見られるので通名の「安田」という日本名で過ごして日本人のようにふるまっているが、実は韓国籍で本名は「安」であると。

ある日突然日本人でないと知った和隆はショックを受け「安田」という名は偽りの名前だと名札をつけることを躊躇するようになりますが、結局はそれをつけて学校にいくしかありませんでした。

高校3年、進路は…

時は流れ8年後、和隆(柄本祐)は高校3年になり、永野良夫という精神科医の著書に読みふけっていました。

優秀な兄智明(森山直太朗)は東大に進み、原子力工学科を目指していました。それは1世である父の”自立して祖国に貢献する”ための価値ある仕事、期待に応え得るものでした。

韓国から日本に渡ってきて苦労した父にとって祖国は韓国でした。

次は次男、とばかりに向けられる厳格な父の厳しい目線に、和隆は素直に正面から向き合えないでいました。

しかし現実はそう甘いものではなく、「在日」は韓国では冷遇される、という現実を兄から聞かされた和隆は「韓国で”も”、やろ」とあきらめ顔。

進路に悩む和隆は精神病院の息子で親友の湯浅(濱田岳)から、医学部は諦めるという話を公園で打ち明けられます。

湯浅はお前とは頭の出来が違うと元気がありません。

精神科でも人の命を扱う仕事は自分には無理だと。勉強をしすぎて手が痛いと…いろいろと医学部を受験しない理由を並べたてるのでした。

それを受けて和隆は自分が尊敬する永野良夫医師の本の一説を持ち出して、いろいろと理由があるのは、それはすなわちないのと等しいと、実は湯浅が医学部をあきらめたくないのではないかと見抜きます。

そして自分の出自を親友に打ち明けるのでした。

それを聞いた湯浅は「安田と安、どっちで読んでほしい?」と聞きます。

どちらも嫌いだが、どちらかと問われれば嘘をついていない、と感じられる本名の安のほうがいいと答えます。

医学部へ-永野教授との出会い-

1981年、 無事神戸大学の医学部に進学した二人は和隆はピアノを、湯浅はサックスを吹いて神戸のジャズ喫茶でたびたび演奏をしていました。

和隆はいよいよ憧れの永野の講義を受けることができるのでした。

講義を受けた後、和隆は思い切って永野教授(近藤正臣)に話しかけます。

「先生は寂しくはないですか?」と。突飛な質問に驚く永野に「先生は人と違うところに目線を置いている。そしてそれは他人には分かりにくい。自分の考えを評価されないのは孤独ではないのか」と問いかけるのでした。

面白いことを聞く、と和隆に永野は彼の名を訪ねます。すると「安、”不安の安”です」と答えました。

ある日、和隆は三宮の阪急会館という阪急電車の上にある会館で名画「東京物語」を見終わった時、隣の女性(尾野真千子)に話しかけられます。

映画のあるシーンの後に原節子の言ったセリフが映画館の下を通る電車の音で聞こえなかったのですが、それは和隆にも聞こえませんでした。

翌日、和隆が聞き逃したセリフを聞くために再び映画を見に行くと偶然前日の女性の姿が。しかし、同じ場面でまた電車が通りセリフはわからず顔を見合わせて苦笑いするしかなく。

映画の帰り「残念だった」という女性に「自分はどうでもいいのかもしれない」と答える和隆。

同じ映画を二度見に来ようという人に「どうでもいい」ということはないのでは、と言われハッとする和隆。

大学では熱心にノートをとる和隆に永野が突然話しかけてきます。永野の講義のノートが実際の講義よりとてもよくできていると生徒の間で評判だと。

そしてそれは「安ノート」と呼ばれていると…

教授の部屋でスパゲティをご馳走になりながら和隆は永野に医師としての進路を聞かれますが、まだ決めかねていると答えます。

終子との再会

大学の帰り道、和隆はバス停で映画館の女性を見かけ、思わず走って同じバスに乗り込み息を切らしながら、女性の近くの席に座り話しかけます。

突然の再会に驚きながらも和隆のことを覚えていた女性に「東京物語」で聞き逃したセリフを教えてあげることができたのでした。

実家では、相変わらず威圧的な父に進路を問われ、恐る恐る精神科の道に進みたいと話します。

「精神病院か」と苦虫をかみつぶしたように言われます。

和隆は小声で僕には複雑な人の心が大切であり、それを解明したい。決まった時間に決まった人と会う、という分かりやすいお父さんの仕事とは違う」と生まれて初めて怖い父親に歯向かうのでした。

それは儒教という父親が絶対君主の韓国人の家庭ではとても勇気のいることでした。

そんな勇気ある反抗は「心なんかどうでもええ、なんでお前は智明のように世の中の役に立とうとしない」という怒号で一蹴されます。

そんな怒りをピアノぶちまける和隆。そこへ映画館の女性が店に訪れます。その帰り、和隆は初めて女性に名前を聞きます。

彼女は自分の名前が嫌いだ、と言いながら「終子」だと教えてくれました。

安さんと呼ばれていたことを聞かれた和隆は「ぼく在日なんです」と告白すると終子はなんと「私もです」と言うのでした。

終子を身近に感じたのか、和隆は子供のころ見てた世界はもっと眩しかった、と終子に打ち明けます。その言葉に同調しながら「また明るくなることもあるんじゃないですか。」そう答える終子。

別れ際、和隆は「終子はきれいないい名前だと思う」と終子の名前を褒めることで自分の好意を表します。

精神科医への道へ

精神科に進むことを決意した和隆はそのことを永野に告げます。「世の中に役に立つわけではないが、人の心が何より大事、それじゃだめでしょうか」

その問いかけに永野は笑って「君がどんな精神科医になるか楽しみだ」と励まします。

和隆は終子とデートするようになり、須磨の海辺歩きながら、二人はお互いのことを話していました。

終子という名前は、女の子ばかりの末っ子で「これで終わりだ」ということでつけられた名前であり、この世に歓迎されていない始まりのようだと自虐的に打ち明けます。

和隆は精神科の実習で個々の患者にじっくり向き合うため時間がかかり、早速壁につきあたっていました。

神戸の海が見える丘。終子とのデート中、和隆は疲れて寝入ってしまいますが寝ながら涙を流します。そんな和隆を気遣い、抱きしめて充電してあげる終子。

そんな終子に和隆は「100歳までともに生きよう」とプロポーズ、。終子もそれを受け、二人はめでたく結ばれ、親しい友人たちとジャズバーで披露宴を開き、祝ってもらいます。

生まれた子供に春子と名づけ、幸せな家庭を築く和隆と終子。

1995年1月。

和隆は彼の書いた記事に興味を示した日報新聞記者の谷村(趙珉和)と知合い、34歳にしてその優秀さを認められ精神科の医局長になっていました。

やがて1月17日朝の5時46分…

第1話の感想

CGで今は無き阪急会館(映画館)が再現されたり震災前の神戸が淡々と描かれました。それはその後に起こる震災を知っていれば切なくなるほどに。

神戸を知っている方ならロケ地が「あそこだ、ここだ」とすぐにわかる場所ばかりでしたね。画面を通じてみると改めて神戸は美しい場所だと実感します。

主人公和隆は学生時代は自分の出自や家族と葛藤しますが、それらを乗り越え、他者の心に興味を抱き家庭を持ち、世界を拡げていく姿が印象的的に描かれました。

成長した和隆は待ち受ける過酷な震災とどう向き合っていくのか。

目を背けずに見たいと思います。

ドラマ『心の傷を癒すということ』第2話「僕たちの仕事」あらすじ1月25日放送

ドラマ『心の傷を癒すということ』第2話ネタバレあらすじ

精神科医としての葛藤

自分と同じルーツ(在日韓国人)を持つ心優しい伴侶・終子(尾野真千子)と最愛の娘。

精神科医としても医局長としても、その責務を全うするために充実した日々を送る安和隆(柄本佑)。

ある日、その神戸を容赦なく阪神淡路大震災が襲います。

一人の人間として精神科医として、この未曽有の災害にどう向かい合うのか…。

25年目の阪神淡路大震災慰霊祭の記事を書く谷村英人(趙珉和)の回想から始まります。彼は震災直後一人の精神科医と忘れられない出会いをしました。

1月17日。

地震後、交通は完全にマヒし、病院まで歩いてようやく到着した和隆。目にしたのは、野戦病院さながらに次々担ぎ込まれる重症患者たちと処置にあたるスタッフの姿。

しかし精神科の病棟では入院患者の話を聞く以外、和隆はじっとすわっているしかありませんでした。

病棟を訪れた永野(近藤正臣)に、建物の下敷きになったり次々と病院に運び込まれる患者を診ることができない自分が歯がゆくてしかたないと吐露します。

テレビの映像では、連日信じがたい映像を流し続けていました。

生と死と向き合い

和隆は湯浅(濱田岳)を訪ねて彼の病院を探しますが、病院は燃えてしまっていました。すし詰め状態の避難所を探しに行くと、すぐそばに遺体安置所で涙する人々の姿。

湯浅とはそこで再会できました。お互いの無事を静かに喜ぶ二人。すると湯浅に”洗面器”を抱えた煤で真っ黒な男性が話しかけてきます。

両親を地震後の火災で亡くし、焼け跡から骨を拾ってきた男性。涙ながらに「どっちが母でどっちが父か教えてもらないか」と湯浅に問いかけるのでした。

ジャズ喫茶は建物こそ倒壊を免れ、中は散々たるものでしたが、幸いママ(濱田マリ)は元気でした。

ある日、谷村が訪ねてきました。

この震災で和隆が精神科医としてみたことを、内側から書いてほしいと原稿の依頼に来たのです。

しかし、和隆は文章を書くよりも医者として働きたい、何より被災地のことを文章にするのは不謹慎な気がすると断りますが。

自分にできること

避難所となっている小学校をを訪れた和隆は、そこの校長(内場勝則)に被災者の「心のケア」を申し出ます。

「人間は体と同じように心も傷ついている。」と説明しますが、「心のケア」より避難所を維持することで精いっぱいの校長はあまりいい顔をしません。

和隆は体育館で、小さな子供をじっと見つめる西市民病院と書かれた名札をつけた看護師に話しかけます。

その病院は4階部分が完全につぶれた映像で有名な病院です。

彼女は震災の日、その子供と同じくらいの年の、圧死で運び込まれた子供を心臓マッサージしましたが、既に息絶えており、仕方なくほかの患者の元に行こうとした彼女の手を両親が離さなかったことを思い出していました。

圧死すると顔がピンク色になり、死んだことを信じられなかったのでしょう、と。

和隆と後輩の北林(浅香航大)は被災者一人一人に現状や体調を聞いて回ります。和隆の患者だった理恵(谷村美月)は精神科にかかっていたことがばれるのを嫌がり、和隆を遠ざけます。

全国からはボランティアの医師が次々と駆けつけてきて、和隆たちは医師たちの振り分けに忙しくしていました。

診察室では自分の家が助かっても周りが倒壊して後ろめたいとふさぐ患者。疲れ切った和隆は箸を持ったまま眠ってしまい終子の電話にも出られません。

妻の心の傷

結局引き受けた原稿をワープロで打つ和隆は、急に終子の声が聞きたくなり、実家に電話しますが終子は就寝中。電話に出た弟は、父の会社が思うようにいかず、借金を抱えていると話します。

そして口止めされているけれど、と終子が昨日倒れたことを和隆に伝えます。和隆が実家に様子を見に行くと、終子は睡眠不足と食欲不振によるものだと分かりました。

終子は神戸に残りたかったと元気がありません。神戸と大阪はすぐ近くなのに、大阪は何ごともなかったようだと違和感を覚えていました。

公園では知らない人にばちが当たったといわれ、ダンプカーが通るたび地震だと飛び上がるのは自分だけだと。和隆は終子に一緒に神戸に帰ることにしました。

父(石橋凌)に挨拶に行き、父の事業を案じる言葉をかけますが、お前に心配されたくない帰れと怒鳴られます。

被災した息子を気遣う様子もない父。

そこには神戸と大阪の距離と相反する温度の差が明らかに存在していました。

受け入れらていく和隆

学校の保健室には和隆にすっかりなついた男の子が入り浸っていました。

そこへ理恵が睡眠薬をもらいに来ました。そして震災直後のことを和隆に話します。地震の後に火の手が上がり、「助けて、誰か助けて」という声を聞きながら逃げてきたと。

今もその声が耳について離れないと自分の耳をふさぎます。

「いつかこの声から解放されるんでしょうか。私も死んでしまえばよかった」

「ご主人には話しましたか?」

「同じ体験をしたのになぜお前だけ引きずっているのか」と言われたと。

避難所の子供たちは「地震ごっこ」という妙な遊びを考え付き、大人のひんしゅくを買っていました。怒る大人たちに和隆は、これは地震を受け止めきれない子供が気持ちを整理するために考え付いたものだと説明します。

谷村が夜、病院に和隆を訪ねました。彼を見て原稿の催促かと思いましたが、谷村はある写真を和隆に見せます。それは下敷きになった子供の小さな靴を抱きしめてうずくまって泣く男性の姿でした。

谷村がためらいながらも撮影したとき、彼を押しのけて、より近くで撮るほかの記者の姿を目の当たりにし、谷村は自分の仕事に意味について悩んでいました。

そんな谷村に「震災もいずれ時間が立てば忘れ去られていく。その時、この写真一枚一枚が大事な記録になる。たくさんの人が亡くなったという記憶になる」と、谷村の仕事だから原稿を引き受けたのだと励まします。

すっかり元通りになった店で和隆は久しぶりにピアノに向かいます。

理恵は夫に連れ出されて階段を上って広い原っぱにきました。

どうしてこんなところに、といぶかる理恵に「ここなら地震が来ても平気だ」と夫は言い、二人はそこで寝転びました。

医者の役目

避難所の男の子は、ちゃんと眠れているか?という和隆の問いに「僕より辛いめにおうた人いっぱいおるから弱音は吐けない、おじいちゃんに叱られる」と答えるのでした。

そしてそのおじいちゃんはまだ瓦礫の下から見つかっていないと。

和隆は「言いたいこと我慢したらあとでここが痛くなる。」と男の子の胸を指さします。

話しながら男の子は「今揺れとう?なんかずっと揺れている気がする…」といいます。

自覚はなくとも、元気そうに振る舞う小さな子供の胸に大きすぎる不安。

子供たちの遊び場を。

避難所で元気にキックベース大会が催されました。和隆も加わり、久しぶりに笑顔を見せる人々。

和隆は思います。

「医者にできることは回復しようとする人の心に寄り添うことだけだ」と。

避難所の片隅で外の歓声に頭を抱えて苦しむ女性の姿が。

第2話の感想

震災後の避難所を中心に被災者たちの体験談やエピソードが描かれていました。

ただなすすべもなく、立ちすくんでいるように見えた和隆ですが、自分に出来ることを必死に模索し、希望を見出そうとする姿と、笑顔を取り戻していく子供たちが重なり、人の心の弱さ、そして強さについて考えさせられました。

ドラマ『心の傷を癒すということ』第3話「残された光」あらすじ2月1日放送

ドラマ『心の傷を癒すということ』第3話ネタバレあらすじ

被災地の春

カリフォルニア大学バークレー校で智明(森山直太朗)は教壇に立っていました。

それは東日本大震災の10日後。

和隆の兄は原子力発電所でおきた原発事故について語り、阪神淡路大震災のとき被災者に寄り添った自分の弟の話をします。

そして自分は福島に行くと宣言します。

彼の手元には弟の著書が…

1995年3月。湯浅(濱田岳)は病院の再建計画をうれしそうに和隆(柄本佑)に語っていました。

街にはいかなごのくぎ煮を炊くにおいが漂い、春がそこまできていました。

和隆は自宅でピアノを弾き、久しぶりに湯浅と語らいます。昔の文集を広げて和隆が小説家になりたかった思い出をからかう湯浅。

和隆の父親はきっと反対しただろう、という湯浅にだから精神科の道に進むことを相談できなかったと打ち明けるのでした。

多重人格患者

避難所となった小学校でも卒業式が行われ、校長(内場勝則)も安堵しますが彼の血圧は高め、なのに自分のことより避難所の片岡という女性のことを案じていました。

片岡は頭を抱えて避難所となっている教室の片隅で自らの頭を壁にぶつけているので周囲に気味悪がられていました。

和隆はかつて病院から逃げ出した患者である片岡に見覚えがありました。保健室で問診票を書きながら片岡は失神してしまいます。

やがて目覚めた彼女は先ほどとはまるで別人のような口の利き方をして和隆を驚かせます。

和隆は後日、大学の診察室で片岡に子供のころの話を聞いていました。彼女の母親は幼いころに亡くなっており、父親は酒乱で酔うと彼女は父親の酒のつまみをスーパーに盗みに行っていたと。

診察後、和隆が病院を出ようとすると片岡が病院の前でうずくまっていて、驚いた和隆が声をかけると彼女は幼い子供に返っているのか錯乱し、和隆を戸惑わせるのでした。

彼女の様子から幼いころ、虐待も受けていたようでした。

疲れ切って帰宅し、服のまま倒れこむように寝入ってしまいます。

翌日、和隆は病室で横になる片岡に今までたびたび記憶をなくし、困ったことがあるのではないかと聞きます。

そして彼女に「多重人格」と診断を告げます。

子供のころ、あまりに辛いことがあると自分とは別人格を作り、辛い部分をその人格に担わせることで自分という人格を保とうとすると。

「それが私なんですか…」呆然とする片岡。

疲弊する和隆

和隆はあんなに好きだった読書に興味がもてなくっていました。

それどころか夢や希望、復興などキラキラした言葉に心が動かないと。

避難所の保健室に片岡がやってきます。彼女は身支度をして避難所を出ると挨拶にきました。

気味悪がられて居づらくなってのことでした。そんな片岡に和隆がしてやれることはありませんでした。

「気ぃ付けてな」

「こんな病気になったのは私が弱いからですよね」という片岡に

「違うよ。耐えられないような苦しさや悲しさに負けないためにこうなった、生きる力が強いのだ」と片岡に説きます。

去っていく片岡を見送るしかない和隆に「(このまま送って)ええの?」と聞く校長。

和隆は黙って首を振るしかありませんでした。

「人間は傷つきやすい。今後日本はこの傷ついた人をどうしていくのか、切り捨てていく厳しい社会を選ぶのか」と和隆は自分の連載の最終回で問いかけます。

震災から1年がたち、2人目の子供も生まれました。

子供を見せに実家に帰った和隆は、体調を崩し服薬している父(石橋凌)を案じます。

和隆が声をかけても相変わらず書類に目を落としたまま息子を見ようとしない父に彼は黙って封筒に入ったお金を渡します。

初めて顔を上げて息子に向き合う父親。

申し訳なさそうに、入院するような事があったら世話になる、と言いながら、息子を部屋から追い出します。

彼が渡した封筒を握りしめる父の姿に切ない和隆。

消えない心の傷

湯浅はようやく病院が再建し、祝杯をあげることができました。

ある日突然、以前見送るしかなかった片岡が訪ねてきました。嬉しさを隠せない和隆は彼女を診察室に招きます。

片岡は診察に通ってくるようになりました。

そんな彼女に、和隆は優しく「何か打ち込めるものを見つけてみては」と提案します。

そして自分はジャズピアノを引いているときが一番自分らしいと打ち明けるのでした。

和隆の話を聞いている片岡は落ち着いてきようでした。

和隆の連載が「心の傷をいやすということ」本になり出版されました。

その本を校長に差し出しますが校長は元気がありません。

校長の様子を案じ「自分に話せないことなら信頼できるほかの人に話すように」とアドバイスします。

校長は学校からずいぶん遠い仮設住宅に一人で住んでいました。

彼の妻は既に他界し、離れて暮らしている娘に暗い部屋から電話します。彼の話し方は単調でまるで覇気がありません。

彼は以前お米を買い忘れた時のことを話ながら、死について語ります。

お米を残して死ぬのはもったいない、死ぬにはちょうどいいと考えたことを。

しかし娘からは冗談ととられ「地震から2年も経つのだからしっかりして」と言われ「そやな」と力なく答える校長。電車が通ると床は振動し地震を思い起こします。

人々のケアに務めることで必死だった彼が、ようやく「自分の心」と向き合えるようになったのは、震災から2年という月日が流れていたのです。

父子の雪解け

和隆が出版した本が、フロンティア学芸賞というを受賞し、和隆を恩師永野(近藤正臣)がお祝いに駆けつけてくれました。

永野に、震災のことを書いて賞をもらうのが申し訳ない気がすると打ち明ける和隆。

永野は「この本の中に突然の災害に手持ちの武器だけで精いっぱい立ち向かった君の姿が書かれている」と精いっぱい和隆を称えます。

授賞式の帰り、実家をに行くと家財道具のなくなったがらんとした家で父はベッドで横たわっていました。

自分の書いた本が受賞したことを告げると、父は作家になる夢が叶ったんだとつぶやきます。作家になりたかった夢を覚えていたのでした。

そして弱弱しく起きあがって和隆の賞状を棚に飾り、自分の昔話を始めます。

上野の闇市で韓国人だからと差別されたことが悔しくてならなかった父。

「在日」は普通に就職が難しい、ならば起業するしかないと今までがむしゃらに働いてきた過去を語る父の話を黙って聞く和隆。

今、そのすべてを失くし自分を情けなく思い、失意の父は初めて今までの厳しさを息子に詫びます。

和隆は父に自立しろと言われるたびに、自分一人で生きて行けと言われている気がして寂しかったと打ち明けます。

そして一生懸命働いて失敗した父を情けないなどと思わないと伝えます。

その言葉に涙する父。長い時を経て父子の確執が解けたようでした。

救いのいかなご

仮設住宅でほとんどカラの米びつを眺めながらカミソリに目をやる校長。

生きる気力を無くした彼は自殺を考えていました。

そこへ誰かが戸を叩きます。戸を開けると以前赤ん坊の泣き声がうるさくて、と謝ってきた唯一付き合いのある隣の若い母親がいかなごをもって立っていました。

いかなごは、神戸の春を告げる代表ともいえる小魚の佃煮です。

春になり、漁が解禁されると、どの家でも競うように炊き、街はいかなごのくぎ煮の匂いで溢れます。

一度炊くと、ご近所や親せきにおすそ分けするのが当たり前の光景でした。

生前、彼の妻も焚いていたであろう、いかなごのくぎ煮を見つめて涙をこぼす校長。

「お米買いに行こ」

思い出と思いやりが、彼を思いとどめました。

和隆の父が亡くなりました。

兄弟3人で久しぶりに酒を酌み交わします。長男の智明は酔いつぶれ、弟達に担がれて帰ります。

和隆は弟から父が亡くなる前、あの父が和隆の賞状を嬉しそうに眺めていたと聞きます。

2000年3月。

大学病院を辞めた和隆はかつての後輩、北林を呼び出して新しく建て替えれれた西市民病院にきました。

和隆は出世コースからは外れて、この病院で自分の思うような診療をしていきたいと語ります。

「心のケア」

それは一人一人が尊重しあう社会ではないかと。

元気のない北林によかったら一緒に働こうと声をかける和隆。

北林に思わず笑みがこぼれ。

かつて避難所で出会った看護師は今もそこで元気に働いていました。

第3話の感想

辛い状況の患者を診る和隆は自らの心もやせ細っていくようです。

しかし、常に患者や弱者に寄り添いピアノを弾き、子供や妻に癒されながら自分を必死に取り戻していく。街は復興しても「心の復興」はそんな容易いものではない。

時の流れ方には人それぞれ時差があるんだな、とつくづく考えさせられました。

ドラマ『心の傷を癒すということ』最終話「残されたの光」あらすじ2月8日放送

ドラマ『心の傷を癒すということ』最終話ネタバレあらすじ

ガン告知

2000年4月

震災から年5年がたち、街はみるみる復興を遂げていました。

全壊の被害を被った神戸西市民病院は新しく立て替えられました。

和隆はそこで患者の診察に、テレビ出演に、また後輩の北林(浅香航大)と理想の精神医療についてかたりあい、医師として充実した日々を送っていました。

子供たちも大きくなり、平和が戻りつつありました。

そんなある日、自らの体に異変を感じた和隆は、検査を受けます。

 

そして肝臓にがんが見つかります。

妻の終子(尾野真千子)に言い出せない和隆。何を思ったのか、父(石橋凌)の遺品を入れている段ボールを開けます。

その中から数冊がんに関する本を取り出す和隆。そこには、和隆の著書「心の傷を癒すということ」も入っていました。

厳格で精神科医を目指した和隆につらく当たることの多かった生前の父

病の床で読んだであろうその本には、付箋を貼ったり、気になった箇所には傍線が引いてあったりと、じっくり読まれた跡がうかがえました。

そんな父の最後に思いを馳せ、嗚咽する和隆。

自分はまだ何もやっていない。彼はノートに向かい「やりたいこと」を書き出します。

和隆の選択

2か月後、和隆は抗がん治療のため入院します。

3人目を身ごもっている妻に、がんのことを初めて切り出す和隆。

「ごめんな、ほんまはな検査入院ちゃうねん、がんなんや」

妻の終子は突然の告白にショックで泣き出してしまいます。そんな妻を優しくいたわる和隆。

弟の容態を聞きつけた兄道隆(森山直太朗)もアメリカから見舞いにやってきました。

セカンドオピニオンも視野に入れると話す兄。恩師の永野もやってきました。

恩師を前に、横たわりながら涙する和隆。

「辛いことや苦しいことは言葉にしたほうがいい。それは恥ずかしいことではない、と本に書いたのは君だ」と永野は励まします。

和隆は自分が書いたやりたいことノートを永野に見せます。

このまま入院したとしても自然治癒の可能性は500分の1。それなら自分に合った治療を試みながら家族や患者の側で過ごしたい。

和隆は退院を希望します。

やりたいことノート

ノートに書かれた和隆のやりたいこと。

がんについて勉強する。

春子に一輪車を教える。

洋一にチェスを教える。

生まれてくる子の名前を考える。

患者さんの診察もしたい。

その一つ一つをかなえていく和隆。

その年の8月。

兄と母(キムラ緑子)が化学療法を勧めに職場までやってきました。

治療しようとしない和隆に業を煮やしてのことでした。そんな二人に、和隆は家族の側にいたい。今の願いはそれだけだと告げます。

それを聞いて見守るしかない兄と母。

進む病状

10月。

湯浅(濱田岳)に誘われて、ワールド記念ホールに和隆の好きなJazzを聞きに来た二人。

しかし和隆の体調が思わしくなく、会場内に入るのをためらう湯浅。

和隆は、せっかく取ったチケットがもったいないと湯浅だけでも中に入ることを勧めます。

お前と一緒に聞けるならここで十分だと湯浅は言い、二人で静かに会場外の階段に座って聞き入ります。親友の目には光るものがありました。

病院勤務最後の日、彼は勤務する病院で治療を受けたのち診察室に向かおうとしていました。

そこへ迎えに来てくれた北林。

和隆は静かに北林にいいます。

「君のことどんくさい、言う人もいる。しかし君は君の速度で進み」と温かく助言するのでした。

多重人格で長らく和隆にかかっていた患者の片岡(清水くるみ)。

和隆に今までのお礼を言う彼女に、逆にありがとうという和隆。

最後に病院のピアノを弾いて北林と片岡に聞かせます。その音色はとてもやさしく切なく二人の心にしみわたるようです。

最後の時、心のケアとは

自宅療養で家族と静かに過ごす時間は、それは幸せで胸が詰まるようです。

一瞬一瞬が大切でした。その幸せで短い時間の中で和隆は悟ります。

心のケア…それは誰も一人ぼっちにさせないこと…、

そしてそれは、和隆自身がずっと取り組んできたことでした。

痛みと闘いながらノートに向かう日々。彼は子供の名前を思いつき、そこに記します。

11月30日。

耐えがたい痛みで苦しむ和隆の隣で、妻の終子が産気づきます。痛みに耐えながらお互いを気遣い、終子は弟・壮介の車で産科へ向かいます。

一人タクシーで病院に向かう和隆の目に、秋色に色づいた街や、元気に駆け回る子供たち、平和な街の風景がぼやけて見えました。

夫不在のなか、終子は無事出産しました。

一方、和隆は危篤状態でした。

和隆の様子に居ても立っても居られない北林は、ビデオを片手に大急ぎで終子の産室へ向かいます。

彼は生まれたばかりの赤ん坊をビデオに収め、意識朦朧とした和隆に、見せてあげるのでした。

赤ん坊はよく眠り、時折笑う様子が映っていました。息絶え絶えにその様子を食い入るように見つめる和隆。

新しい命と入れ替わるように、和隆の命の火は消えようとしていました。

終子は退院し、和隆の病室に向かいます。

その車中で、バッグの中から本に挟んであるノートの紙切れを見つけた終子。そこには和隆の字で子供の名前を決めた、と書いてありました。

子供の名前は”灯”。和隆と終子を照らしてくれる灯になってくれると。

そしてこの7か月、そうであったからだと。

そして映画や物語の終わりには必ず「終」と出てくる。すると自分の世界に戻ってこられる。

診察でしんどい時、辛いとき。いつも笑顔で迎えてくれる終子は、自分にとってそんな存在であったと書かれていました。

終の字がつく自分の名前を嫌っていた終子は、和隆のノートの言葉に涙します。

 

和隆は子供が生まれた2日後、永眠しました。

彼が、弾いていたジャズ喫茶「スクルド」で旧知の仲間が和隆を偲んでしました。ママ(濱田マリ)は和隆のピアノ演奏を録音したカセットを流します。

湯浅は迷わずサックスを手に取り、その音と共に演奏して和隆を弔いました。

残されたものは、時間をかけてその死を受けれていくしかありません。

受け継がれる安先生の思い

2011年。記者の谷村はある若者を取材していました。

その若者は、学生のころ、安先生の「心の傷を癒すということ」という本を読んで精神科を目指したといいます。

そして彼は、「心のケア」のため被災地へ向かおうとしていました。北林は被災地の学校の先生たちに、子供の心のケアの大切さを説いていました。

傷を負った人々に寄り添い続けた安和隆。彼の思いが着々と受け継がれていました。

2019年暮れ。終子はジャズ喫茶「スクルド」を訪ねママと再会しました。ここに来ると和隆を思い出すのでずっと来れないでいた終子。

そんな終子を温かく迎え入れるママの背後には、成人した和隆の3人の子供が。

復興のシンボル、ルミナリエの下を子供たちと歩く終子。彼女は心の中で和隆に語り掛けます。

あれからいろんなことがあったけど…

「やっぱり寂しいわ」

和隆は隣で困ったように笑うだけです。

ルミナリエのまばゆい光が親子を包み込んでいました。

最終話の感想

志半ばで、安先生の若すぎる死。

しかし彼はその短い人生で3人の子供と、被災地の心のケアについて人々の心に多くのことを残して逝かれました。

誰も一人ぼっちにさせない。そんなあたたかな世界に今、なっているのでしょうか。

毎日自分のことで必死のパッチの日々。

安先生に会いたかったな。そんな切なくて暖かい気分になったドラマでした。

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放送日時

【NHK 総合】2020年1月18日(土)午後9時~9時49分
【NHK BS4K】1月18日(土) 午後9時から9時49分

再放送予定

【NHK 総合】翌週(木)午前2時~2時50分(水曜深夜)
【NHK BS4K】翌週(水) 午前9時50分から10時39分

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